メルカリで不要品を売った感想、利益率66%、回収率29%

メルカリで身の回りの不要品をまとめて売却した。フリマアプリの存在は有り難いが、売る側が手間をかけた分だけ節約できているに過ぎない。

フリマは儲からない。手数料なしの掲示板で不要品を融通しあう方が良い。

メルカリの販売結果

値段が付きそうな物を10点売却し、18,227円の利益が口座に振り込まれた。

メルカリはユーザー数が多いこともあり、全ての出品を3日以内に売ることができた。価格が高いと売れるまでに時間がかかる。取引終了まで顧客対応が必要なので、利益の最大化を狙うのは得策ではない。

販売価格および購入原価に対して利益が占める割合を以下にまとめた。

販売価格および購入原価に占める利益等の割合
メルカリでの販売結果

販売価格(売上)から送料と販売手数料が引かれた残りが出品者の利益になる。利益は販売価格の66%だった。なお、個人間取引に該当するので消費税は課されない。

購入原価を分母に取ると、購入原価の29%を回収した。新品を実質無期限で借りた結果のリース料が71%ということになる。

一方、購入者側から見ると、初期原価の44%で中古品を手に入れたことになる。

双方がwin-winの関係で、無駄な消費を抑え、生活コストを節約できることに意義がある。

メルカリの感想

当たり前だけど面倒くさい

日常生活の不要品をまとまったお金に変えることができるのは、在庫の管理や発送などの手間を出品者が負担しているからである。アプリの存在に感謝はするが、作業が面倒くさいことには変わりない。

利益を確保しつつ、取引の手間や時間を削る工夫が大事だ。

関連記事メルカリは面倒、短期間で効率良く売り切るための工夫

節約志向の高まり

メルカリで売られている本は、ほとんど定価と変わらない高値で売られていたりする。試しに「新しい文章力の教室」をメルカリで検索してみると、48件全てが売り切れていた。

定価が税込み1,404円なのに1,200円で売れている。単にポイントを消化しただけかもしれないが、200円の差額なのに新品を買わないというのは、消費者の節約志向の高まりを強く感じる。

「新しい文章力の教室」を検索した結果
「新しい文章力の教室」の検索結果

一方、売り手側の視点で見ると、1,200円の高値で売れたものの定価の63%しか回収できないのは微妙ではある。送料は「ネコポス」の195円を想定している。

「新しい文章力の教室」売却時の利益
定価販売価格手数料送料利益利益率回収率
1,404円1,200円120円195円885円74%63%

ちなみに「新しい文章力の教室」はとても勉強になるので蔵書に加える価値がある。「読者の負担を減らすために、余計な表現や重複を削り、客観的根拠を添えながら文章をタイトにまとめる」という基本方針は常に意識すべきだ。

専門書のように「積読(つんどく)」が役立つケースはあるものの、一度しか読まないような一般書は図書館で借りて読めば良い。最近は図書館の利便性も驚くほど進化した。入荷や取り寄せのリクエストにも応じてくれる。

ブログはコストが安く、最新の話題を提供でき、間違いを即座に訂正できる。こうしたブログの利便性を踏まえると、果たして存在価値があるのかと疑問に思う出版物も多い。本を買うべきかどうかは書店で中身を見ないと判断できない。ジュンク堂書店は立ち読みならぬ「座り読み」を歓迎してくれている。大変見識が高いと常々感服している。

メルカリは手数料が高い

携帯料金然り、無駄な出費は避け、少しでも節約したいというのが大衆の本音だ。となると、メルカリの販売手数料10%がラクマの3.5%と比べてずいぶん高いのが気にかかる。

フリマアプリのアイデアは素晴らしいが、すぐに真似されて陳腐化する。ラクマも匿名配送に対応したし、知名度も遜色ないのでメルカリの優位性を見出だせない。今後は価格競争になるので、これまでのようには儲からない。企業には厳しいが、社会にとっては健全だ。言い方は良くないが、この手のITサービスは所詮虚業であるというのが本質だろう。

不要品の譲渡・換金は掲示板で良い

あおはる掲示板は、青春18切符の譲渡に特化した掲示板である。フリマアプリでは金券の取扱いが禁止されたので、この掲示板を重宝している。実費のみ請求するという文化なので、使いかけの青春18切符を金券ショップよりも安く入手できる。

あおはる掲示板
あおはる掲示板

販売手数料は不要で、手渡しなら送料もかからない。運営側は掲示板の広告収入しか入らないので、トラブル対応などのサービスはしない。究極的にはこの形が一番望ましい。

取り扱い品目を広げると破綻するので、ホワイトリストで限られた品目に絞ることが必要だ。取引の信頼性を高めるために仲介者が必要ならば、郵便局やコンビニがよろず屋としてその業務を担ったら良いのではないか。